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【開催終了】6/4(日)未来研究室 シンポジウム「認知症問題解決のためのサイエンス」

2023.06.04  日曜日 13:00

【開催終了】6/4(日)未来研究室 シンポジウム「認知症問題解決のためのサイエンス」

6階サイエンスホール / セミナー・講座

開催レポートを公開しました!

福岡市科学館・未来研究室では「超高齢社会のウェルビーイング」シリーズとして1年間「認知症」について毎回違った角度からの専門家をお招きして、参加者のみなさんと一緒に考えてきました。2023年6月4日(日) 6階サイエンスホールで開催したシンポジウム「認知症問題解決のためのサイエンス」の動画やレポートを公開しました。

認知症になると、外出がままならなくなることで運動能力が低下したり、社会的な刺激不足が起こりがちで、生活の質に影響が及びます。認知症は誰にでも起こりうる病気ですので、認知症になっても生活の質を保ちながら暮らしていける社会のしくみが求められています。シンポジウムでは認知症の「頭」と「身体」の関係について各分野の最新情報をお伝えし、認知症の方とその家族がいきいきと暮らせる方法を皆さんと一緒に考えます。

\ こんな人におすすめ /

・認知症の介護に関わられている方

・家族や知人に認知症の方がいて認知症を詳しく知りたい方

・認知症の予防や介護の最新の動向に興味のある方

・今後の自分自身や家族の介護について不安を感じている方

【第一部】講演

認知症患者に寄り添う取り組み

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認知症になると暮らしの中に様々な制限がかけられます。しかし周囲の理解やサポート体制があれば、社会との接点を失うことなく暮らすことができます。私たちがめざす、分散している医療・介護・ヘルスケア情報を繋ぎデータ基盤を構築し、最先端の知を融合して個人に寄り添う技術やサービスについてお伝えします。

中村 雅也 氏(慶應義塾大学医学部 教授)
幹細胞研究や再生医療における先駆的研究者であり、脊椎脊髄外科の第一人者。脊髄損傷を治療する新手法の開発や画像診断技術の開発など、幅広い医学分野での先導的な研究に取り組み、業績は国内外で高く評価されている。

XRゲームの認知症予防への展開

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認知症は運動能力の低下や社会的な刺激不足によって進行すると考えられています。高齢者にとって認知症予防のために、「笑う」ことや「手足を動かす」ことは非常に重要です。笑いや楽しさを生みだす方法としては、ゲームを楽しむことが予防法の一つと考えられます。認知症予防の手立ての一つとしてXRシステムを利用したゲームの可能性についてご紹介します。

鈴木 浩 氏(神奈川工科大学情報学部 准教授)
先端技術を利用したワークショップやエデュテインメントシステムを開発・制作し、全国の科学館や教育的なイベントで展示・発表活動を行う。アナログによる創作とデジタル表現を組み合わせたシステムの企画・研究・開発に従事。

認知症の方の「住まい」でできること

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認知症患者の自宅での生活向上手段として、歩くスペースや足踏み練習などのエクササイズを設け身体活動を促進する、ゲームや趣味のアクティビティを取り入れ脳を刺激する、安全対策を徹底し事故を防ぐ、など様々な対策が考えられます。認知症の進行を防ぎ、患者の生活の質を向上させるアイデアをご紹介します。

大村 浩次 氏(APAMAN株式会社 代表取締役社長)
単独では業界一の組織網『アパマン』ブランドのネットワークを全国に構築。幅広い賃貸業務に関わる情報を一元化、オンライン接客・入居申込みシステムの導入、スマートホームの導入など、ITを活用した先進的な取り組みを多数展開している。

【第二部】シンポジウム「認知症問題解決のためのサイエンス」

司会

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西村 俊彦 氏(スタンフォード大学創薬研究所所長、福岡市科学館顧問)

パネラー

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中村 雅也 氏
(慶應義塾大学医学部 教授)
鈴木 浩 氏
(神奈川工科大学情報学部 准教授)
大村 浩次 氏
(APAMAN株式会社 代表取締役社長)
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内田 直樹 氏
(たろうクリニック 院長)
在宅医療・訪問診療の領域における精神科医や認知症専門医の役割について情報発信を行い、認知症とともによりよく生きる社会に向けた活動を行っている。
笠井 浩一 氏
(福岡市 福祉局 認知症支援課長)
ホームレス担当のケースワーカーを皮切りに、教育委員会、人事委員会、「ねんりんピック福岡2005」福岡市実行委員会、環境局と多種多様な業務を経験し、福祉局にて「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」を立ち上げから担当。

開催概要

タイトル
シンポジウム「認知症問題解決のためのサイエンス」
講師
【第一部】
中村 雅也 氏(慶應義塾大学医学部 教授)
鈴木 浩 氏(神奈川工科大学情報学部 准教授)
大村 浩次 氏(APAMAN株式会社 代表取締役社長)

【第二部】
西村 俊彦 氏(スタンフォード大学創薬研究所所長、福岡市科学館顧問)
中村 雅也 氏(慶應義塾大学医学部 教授)
鈴木 浩 氏(神奈川工科大学情報学部 准教授)
大村 浩次 氏(APAMAN株式会社 代表取締役社長)
内田 直樹 氏(たろうクリニック 院長)
笠井 浩一 氏(福岡市福祉局認知症支援課長)
日時
2023年6月4日(日)13:00~15:00
場所
6階 サイエンスホール
対象
中学生以上(推奨)
定員
会場200名 オンライン500名
料金
無料
参加方法

ホームページより事前申込制です(先着順)。
留意事項を必ずご確認のうえ、ページの最下部に表示される申込フォームよりお申し込みください。

 申込受付期間 
2023年5月15日(月)12:00(正午) ~ 2023年6月2日(金)17:00 4日(日)12:00まで延長いたします。
※空きがある場合は当日も受付いたします。会場に直接お越しください。

先着順に受付し、定員に達し次第、もしくは 2023年6月4日(日)12:00 で受付を終了します。


留意事項

・1フォームにつき1名でお申し込みください。

・申込フォーム入力前に「@fukuokacity-kagakukan.jp」の受信ができるように設定をお願いいたします。確実なメール受信のため、ドメインを指定して受信されることをお勧めしております。ご自身が設定されていなくても、使用しているメールの初期設定などにより、特定の設定をされていなくても自動返信メールが受信できない場合があります。ドメイン指定受信やメールフィルター機能などを使って、「@fukuokacity-kagakukan.jp」の受信設定をお願いいたします。

・申込フォームをご入力・送信完了後、当館よりお申し込み完了のメールをお送りいたします。

・申込フォームで「お申し込みが完了しました」と表示された時点で、お申し込みは完了いたします。

活動ポイント

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その他

当日スタッフがイベントの様子を撮影し、福岡市科学館の広報活動(HP、SNS、広報誌等)や活動の報告で使用させていただく可能性がございますので予めご了承ください。

ウェブ申込は終了いたしました。当日受付は12:50までに会場にお越しください。