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コズミック・ハーモニー 138億年の響き

コズミック・ハーモニー 138億年の響き



宇宙の音に包まれて。

138億年前に宇宙が誕生した時、宇宙最初の「音」が響き渡っていました。その「音」は宇宙誕生138億年後の現在、何処で響き渡っているのでしょうか。
立体音響の先駆者・冨田勲さんが奏でた名曲と共にこの宇宙に響き渡る「音」を見つけに行きませんか。
作品のナレーションは俳優の松重豊さんです。


ナレーション: 松重 まつしげ ゆたか


63年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍。近年の主な出演作に映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」、「余命10年」、「ツユクサ」など。「青春18×2 君へと続く道」が5月3日公開予定。ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」、「いりびと-異邦人-」、「カムカムエヴリバディ」、「どうする家康」など。また、雑誌「クロワッサン」で『たべるノヲト。』のエッセイを連載中。

登場する冨田勲の作品

・組曲「惑星」より木星・火星・金星・水星(作曲:ホルスト)

・月の光(作曲:ドビュッシー)

・答えのない質問(作曲:アイヴズ)

・亡き王女のためのパヴァーヌ(作曲:ラヴェル)

・青い地球は誰のもの2020(歌:カノン 作詞:阪田寛夫 作曲:冨田勲 編曲:津田賢吾)ほか



冨田勲 × 没入体験

「自然界では鳥の声や川の音とか色々な方向から聞こえてきて正面がない。
 だから僕の音楽も正面がないように作っている。」― 冨田勲


サラウンド音源、VRや360°映像、音や映像の没入体験が話題になって久しいですが50年も前から包みこまれるような立体的な音の世界を作り出していた人がいました、音楽家・冨田勲さんです。シンセサイザーを駆使して生み出した音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれ世界中の多くの人に愛され、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネートされました。マイケル・ジャクソンが来日した際には「トミタに会いたい!」と冨田家を訪問しました。
冨田さんが作曲した音楽は今現在も多くの人の耳に届いており、NHK「きょうの料理」のテーマ曲や東京ディズニーシーのエントランスにあるアクアスフィアで流れている立体音響のテーマ音楽はパークを訪れる人々を楽しませています。TVアニメ「ジャングル大帝」、「リボンの騎士」などの音楽も手掛け多くの子どもたちに夢を与え続け、晩年にはバーチャル・シンガー"初音ミク"をソリストに迎えた「イーハトーヴ交響曲」を発表。自身の心の中に描いた壮大なイマジネーションを音楽と最新技術で表現してきました。



"元祖・没入体験" をプラネタリウムで体感

「トミタ・サウンド」といえば宇宙を題材にしたものが数多くあり、冨田さん自身も星や宇宙、プラネタリウムを愛していました。冨田さんは生前「プラネタリウムで僕の音楽を流し、多くの子どもたちに楽しんでもらいたい。」と語っていたそうです。「自然界だけではなく、宇宙にも正面がない」冨田さんが目指した360°の音と映像に包まれる"元祖・没入体験"をプラネタリウムで是非体感してください。




冨田勲氏


音楽: 冨田 とみた いさお

音楽家 冨田勲 慶應義塾大学在学中から作曲家として活動を始め、NHK「きょうの料理」など番組テーマ曲、NHK大河ドラマ、手塚治虫作品、山田洋次監督作品など多彩な分野で作編曲家として優れた作品を数多く残す。1974年に米国RCAレーベルから発表したシンセサイザーによる作品「Snow Flakes are Dancing」は、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネート、その後の一連のアルバムも世界中で大ヒットした。音響効果をも含めた音楽は「トミタ・サウンド」と呼ばれクラシック・ファンのみならず、世界中の幅広い層から支持されている。


新井達之氏

監督・脚本・プラネタリウム演出: 新井 あらい 達之 たつゆき


1964年、東京都出身。千葉大学理学部地学科卒業。国際プラネタリウム協会会員。1990年から2022年まで、東京都内の公立博物館の天文担当学芸員として、100本以上のプラネタリウム番組制作を担当。デジタルプラネタリウムによる宇宙の映像と音楽を融合させた番組シリーズ、観客参加型の番組シリーズなど、宇宙を知る感動を新しいスタイルで伝えるプラネタリウム番組を追求してきた。現在は宇宙コンテンツクリエーターとして、音楽系クリエーターユニット『ソラノワ』などで活動。
杉山直氏

天文監修: 杉山 すぎやま なおし


ドイツ生まれ。理学博士。1984年早稲田大学理工学部卒業後、広島大学大学院理学研究科博士課程を修了し、1991年東京大学理学部助手に着任。1996年から京都大学理学研究科助教授、2000年から国立天文台教授。2006年名古屋大学理学研究科教授、理学研究科長、理事・副総長(統括・総合調整担当)を経て、2022年4月より名古屋大学総長。専門は、宇宙物理学・宇宙論、特に宇宙マイクロ波背景放射や宇宙の構造形成の研究。西宮湯川記念賞、日本学術振興会賞、日本天文学会林忠四郎賞を受賞。

開催概要

タイトル
コズミック・ハーモニー 138億年の響き
期間

2024年6月5日(水)~2024年9月9日(月)

※投映がない日もあります。投映時刻の詳細は投映スケジュールをご参照ください。尚、スケジュールは都合により変更させていただく場合があります。

※投映開始時刻の10分前に開場します。投映開始時刻を過ぎての入場はできません。

※投映期間は変更する場合があります。

時間
約45分間(約15分間の今夜の星空生解説+約30分間の番組投映)
場所
6階ドームシアター(プラネタリウム)
対象
小学校高学年以上(推奨)
アシストホーン

赤外線補聴システムアシストホーンをご利用いただけます。(日本語のみ)

※ 数に限りがございます。ご利用をご希望の方は、当日3階総合案内/チケットカウンターにてチケット発券の際にお申し出ください。

座席数
220席(自由席)
チケット
当日9:30より3階総合案内/チケットカウンターにて販売いたします。
料金

一般番組料金


個人

 大人    510円(税込)

 高校生   310円(税込)

 小・中学生 200円(税込)

 未就学児  無料



団体(30名以上)

 大人    460円(税込)

 高校生   280円(税込)

 小・中学生 180円(税込)

 未就学児  無料



※ 団体予約についての詳細はこちらをご覧ください。

※ 次の方は、6階ドームシアター(プラネタリウム)一般番組を無料で観覧いただけます。

 ただし、1日につき1回のご利用のみです。詳しくは利用料金減免基準をご覧ください。

 身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳の提示者本人と介護者1人(コピー可、ミライロID可)。

 特定医療費(指定難病)受給者証・特定疾患医療受給者証・先天性血液凝固因子障害等医療受給者証・小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者本人(コピー可)。

年間パスポートのご利用で、ドームシアターの一般番組を1日1回のみご観覧いただけます。

※ 年間パスポートや障害者手帳等をお持ちの方も、3階総合案内/チケットカウンターでチケットの発券が必要です。

その他

・投映開始時刻を過ぎての入場はできません。3階総合案内/チケットカウンターでチケットを購入後、投映開始時刻までに6階ドームシアター(プラネタリウム)へお越しください。

・座席は全席自由席で、座席を指定することができません。6階ドームシアター(プラネタリウム)前にお並びいただいた順番に入場のご案内をいたします

・会場内は飲食禁止です。