ドームシアターについて
ドームシアター設備
福岡市科学館のプラネタリウムは、世界最高水準の最新鋭統合型プラネタリウムGemini Star Σ Fukuoka (ジェミニスターシグマ フクオカ)です。ジェミニとは「ふたご座」のこと。光学式投映機とデジタル式投映機の2つの投映機を組み合わせ、本物のように美しい星空を再現したり、138億光年彼方の宇宙の果てまでフライスルーするなど実際には体験できないダイナミックな宇宙の姿をリアルに演出します。


光学式投映機 Infinium Σ(インフィニウム シグマ)
進化した光学技術と超高輝度LED光源により、漆黒の空に輝く明るくシャープな星々、奥行きのある天の川を忠実に再現します。星の明るさや色の違いも正しく再現し、天の川を一つひとつの星の集合体として投映。約40万個の星々が満天に輝き、観る人にいつまでも眺めていたいという感動と癒しを提供します。また、シンボリックな外観デザインは、ドームシアターの象徴として人の目を惹きつけます。静音性も高く、動作時でも図書館と同じレベルの静かさを保ちます。Infinium Σ は、2017年のグッドデザイン賞に選ばれました。



Infinium Σ 主な仕様
- 一般恒星数
- 27,000個(7.5等級)
- 天の川
- 約380,000個(原板加工)
- ブライトスター
- 23個(個別にまたたき)
- 投映方式
- 32分割(超高輝度LED光源)
- その他投映機
- 惑星(5台)、太陽、月他
デジタル式投映機 Media Globe Σ(メディアグローブ シグマ)
専用設計の特型レンズが搭載された超高解像度のプロジェクター2台または4台を駆使し、ドーム全天に8K相当の高解像度・高臨場感映像を投映します。最新の観測・研究成果による3次元宇宙空間データベースを搭載し、地球上から宇宙の果てまで、距離も時空も超える体験が可能です。また、実写やCG映像などドームの任意の位置に投映できます。星の動き、月の満ち欠けなど学習投映での使用や、太陽系・銀河系を巡る旅、地球環境に関する映像など様々なシミュレーションによりリアルタイムに宇宙を疑似体験できます。

Media Globe Σ 主な仕様
- 恒星
- 11万個以上 固有運動再現可能
- 銀河、星雲・星団
- 天の川は赤外線・X線・γ線・電波等の再現可能、全メシエ天体の拡大像投映、オールトの雲他
- 太陽系
- 全ての惑星、太陽、月、準惑星、主な衛星、探査機他
- 星座
- 88星座絵、星座線、星座名、境界線、アニメーション
- 自然現象
- 朝夕焼け、薄明薄暮、雷、雲、オーロラ、雨、雪、虹他
- マルチメディア
- 全天動画・静止画投映、様々なフォーマットの静止画・動画投映
- その他
- タブレット操作、星空自動解説機能他
その他の設備
1.高品位ドームスクリーン(ドーム直径25m 九州最大級)国内公共施設初導入の完全球面スクリーン。下地材やパネルは総アルミ製で耐久性に優れており、パネルの上下方向の段差も無いので、高精細な映像をドーム全天に映し出します。(アストロテック アルティメットタイプ)
2.立体音響システム
8.2ch+床スピーカー22台による音像移動も可能な立体音響を導入し、迫力の映像と音の競演を体験できます。また、赤外線補聴システム(アシストホーン)を40台をご用意しています。
3.快適な特型座席
福岡市科学館のために特別設計された座席です。リクライニングシートとペアシート、車椅子スペースなど、全ての方に快適にご利用いただけるよう、座席幅と前後間隔もゆったりと配置しています。
4.LED照明イルミネーション
ドーム・床・光学式投映機・ステージ・フェンスをLED照明により様々に彩ります。
5.アナライザーシステム
カード型ワイヤレス回答機。学習投映や番組内のクイズ等でインタラクティブ運用に活躍します。
6.アロマ発生機
ドームシアターでアロマの香りを楽しんでいただけるように本格的な装置を導入。スペシャル番組(ヒーリングプログラム)で使用します。
7.補助プロジェクター
講演会やインターネット映像投映など、多目的に活用できるプロジェクターを装備しています。