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[天文トピック]上弦の月は3時間前の地球!?(2026年9月版)

moon

2026年9月19日の月は「上弦」です。
正確な上弦の瞬間の時刻は明け方5時43分ですが、福岡では月の出が13時50分なので、お天気が良ければ秋晴れの青空に白い半月が見えることでしょう。
さて、この「上弦の月」は、私達(地球)が3時間半ぐらい前にいた場所に位置しているのをご存知でしょうか。
地球が太陽の周りを公転するスピードは、秒速29.78km。〔理科年表2026〕
これを時速にすると時速107,208km。
一方、地球と月との平均距離は、384,400km。〔理科年表2026〕
384,400÷107,208=3.58555...≒3.6(3時間36分)
地球から月までの距離を地球が移動(公転)するのに約3時間半かかるということになります。
3時間半前、あなたは何をしていましたか?
上弦の月を見ながら、「3時間半ぐらい前、私たちはあの月のところにいた。」と言うと、それを聞いている人からは「かぐや姫!?」と言われてしまいそうですが...。
ぜひ、宇宙空間での地球や月の位置関係を想像してみてください。
宇宙の広がりを感じることができるかもしれません。
※実際には、地球や月を含む太陽系そのものが宇宙空間を移動しており運動はもっと複雑です。ここでは、地球の公転運動のみで説明しています。

(文:福岡市科学館 学芸員 丹野佳代子)


PROFILE

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丹野 佳代子 ( たんの かよこ )
福岡市科学館 学芸員
福岡市科学館ドームシアターリーダー
佐賀県佐賀市⽣まれ。
佐賀県内公⽴学校で教鞭をとる。
佐賀県武雄市にある佐賀県⽴宇宙科学館の建設に際しては、プラネタリウム・天⽂台、宇宙関係の展⽰物の設計等をおこなう。
佐賀県立宇宙科学館開館後は、科学館に勤務し、宇宙チームのリーダーとして、プラネタリウムや天⽂台の運営、番組制作、教育普及活動をおこなう。
2008(平成20)年、天⽂教育普及に関する業績により、小惑星12411に「Tannokayo」と命名される。
佐賀県⽴博物館・美術館の学芸員を経て、現在は福岡市科学館に勤務し、ドームシアターリーダーとして、プラネタリウムの運営・番組制作等にあたっている。 豊富な知識をバックボーンとした⽣解説は、星の語り部として、全国にファンも多い。
プラネタリウム番組のナレーションや番組制作の監修も⾏っている。




ドームシアター(プラネタリウム)の番組内でも見ごろの天体や星座を紹介しています


福岡市科学館では、個性あふれる解説員による生解説番組や音楽とコラボレーションした番組など、宇宙をより身近に感じられるさまざまなプラネタリウム番組の投映をおこなっています。一般番組には解説員による今夜の星空生解説があり、見ごろの天体や星座を紹介しています。ぜひご覧ください。


福岡市科学館ドームシアター(プラネタリウム)