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【レポート】冒険家の気持ちになれる「新種発見!昆虫冒険旅行」はすごかった!

2017.08.15 ~2017.08.31

【レポート】冒険家の気持ちになれる「新種発見!昆虫冒険旅行」はすごかった!

8月15日(火)~31日(木)で開催中の「新種発見!昆虫冒険旅行」のイベントのご紹介とレポートをお届けします。

まだまだ夏は続きますね。子どもの頃、夏休みになると、昆虫採集に自宅近くの山まで自転車を走らせ、カブトムシを探しては、自宅で観察をしていました。(スイカを一緒に食べてました)そして、昆虫図鑑を見ては、知らない名前の昆虫が多いなぁと思ったものです。

さて、昆虫ファンの皆さま、お待たせしました。本日8月15日(火)より、「新種発見!昆虫冒険旅行」が天神地下街イベントスペース、九州大学箱崎キャンパス旧工学部本館、志摩歴史資料館の3施設、計4会場にて、はじまりました。※志摩歴史資料館は、8月1日より開催しております。

昆虫の多様性研究でも第一線を走る九州大学は、これまでも多くの研究者が日本や世界で、何千という新種を発見してきました。まさに、タイトル通りの新種発見!昆虫冒険旅行ですね。驚きなのは、九州大学には役400万点もの昆虫標本が収蔵されていて、今回は新種と一緒にその一部を展示しています。

ということで、早速、天神地下街イベントスペースにお邪魔しました。朝9時45分より、オープニングセレモニーが開催され、オープン時より数十名の来場者が並ぶ状況で関心の高さがうかがえます。天神地下街イベントスペースでは、カブトムシやクワガタ、ナナフシ、蝶など、数千点(数万点?)、担当教員丸山宗利さんの調査体験記が展示されていました。

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色や形の違う多種多様な昆虫標本と調査体験記をセットに楽しみますと、出口にたどり着く頃には、アジアとアフリカを旅行した冒険家の気分になれました。全く知らないことばかりで、本当に驚きがギュッと詰まった昆虫冒険旅行。これは、ほかでは味わえません。
天神地下街以外の旧工学部本館と、志摩歴史資料館でも開催されていますので、どんな展示か本当に楽しみです。また、各会場ではスタンプラリーも開催されていますので、ぜひ回遊されて下さい。(スタンプを2つ集めると、ヨツコブツノゼミのペーパークラフトがもらえます)

今回の公開展示とともに、8月26日(土)13時より九州大学箱崎キャンパス旧工学部本館3階にて、「私たちの昆虫旅行」と題し、4人のパネリストが登壇する公開講演会が開催されますので、こちらもぜひご参加ください。

大人も子どもも夢中になれる、こんなに昆虫にアツい夏は来ないかも。この夏の思い出に、また自由研究にとってもおすすめです。足を運んで下さいね。

2017年度九州大学総合研究博物館公開展示
「新種発見!昆虫冒険旅行」

共催:志摩歴史資料館
協賛:(株)幻冬舎
後援:福岡市・福岡市教育委員会・西日本新聞社・毎日新聞社
協力:埼玉県立自然の博物館・吉田雅則
学内協力:九州大学農学研究院・九州大学比較社会文化研究院・九州大学基幹研究院・九州大学熱帯農学研究センター

◆アジア・アフリカ編
天神地下街1番街広場イベントスペース(福岡市中央区天神2丁目地下3号)
8月15日(火)~31日(木)
10:00~20:00
入場無料

◆南米編
エレベータ前会議室

◆新種発見編
常設展示室
九州大学箱崎キャンパス 旧工学部本館3階
(福岡市東区箱崎6-10-1)
8月15日(火)~31日(木)
10:00~18:00
入場無料

◆日本編 小松貴 写真展
志摩歴史資料館
(糸島市志摩初1)
8月1日(火)~8月31日(木)
10:00~17:00
有料
大人210円 高校生100円 小・中学生・65歳以上無料
休館日:8/7・14・21・28

◆特設サイト
Webサイト 九州大学総合研究博物館
Facebook 九州大学総合研究博物館
Twitter @Kyudai_Museum

平成29年度九州大学総合研究博物館公開講演会
「私たちの昆虫旅行」

2017年8月26日(土)13:00~16:00
九州大学箱崎キャンパス旧工学部本館3階 第一会議室
講師:三田敏治・細石真吾・小松貴・丸山宗利
申し込み不要・入場無料
混雑時は立ち見となる場合があります。ご了承ください。

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Yusuke Matsumoto
ライター

2011年より、サイエンスコミュニケーションプロジェクトRikafanを立ち上げ、科学コミュニティの活性化に努める。現在は九州大学に所属しサイエンスコミュニケーションの研究を、また、福岡市科学館開館準備室ではVI、広報を担当。プライベートワークとして、だれでも参加できるものづくり博覧祭つくると!のコミュニティ代表として、パーソナル・ファブリケーションに夢中な仲間とものづくりの未来を考える。