サイト内検索

【イベント】科学は伝えるものか、伝わるものか〜ツタワルカガクシンポジウム〜

2018.02.18

【イベント】科学は伝えるものか、伝わるものか〜ツタワルカガクシンポジウム〜

科学という学問は、学校で学んだ後、大学や研究機関、企業などの組織において、知識を深め、基礎技術の理解や技術の応用・発展を遂げてきました。そして、専門的になるにつれ、わたしたちの目に触れることは少なくなり、遠ざかっていくような気がしています。

知識や技術の魅力を伝えたいということで、近年、いろいろな組織で、一般の方にも分かりやすく科学を伝え、技術を知る機会も増えてきています。以前は、相手に情報を伝えるという一方通行の対話から、最近では、話す相手の意識に残るような伝わる対話に変わりつつあります。

生活には科学が潜んでいる

たとえば、洋服や家、食べ物など、わたしたちの生活のいろいろなところに、科学が潜んでいます。普段から「これは科学だ!」と思うことは少なく、便利になってきたと感じることは増えてきました。技術の進歩により便利になってきた、つまり、いろいろな分野の科学技術が発展して、生活に馴染んでいて、生活では、だれか(人)、もしくは、なにか(テレビや本など)が、生活の科学をわかるように伝えることも時折り必要なのかもしれません。

2018年2月18日(日)13時半より、福岡市科学館にて、「ツタワルカガク・シンポジウム」が開催されます。科学や科学技術を伝える、伝わる活動事例の紹介や意見交換を通して、伝わる科学を考える取り組みです。「なんだか、難しいなぁ。」「専門的だなぁ。」と感じるかもしれませんが、まずはこのような活動を知ることで、生活の中での視点が広がり、生活にひらめきが生まれるかもしれません。ぜひこの機会に、ご参加くださいませ。

content_6d663450cc.jpg



ツタワルカガク・シンポジウム

1. 開催趣旨
2017年10月に福岡市科学館がオープンし、地域における科学へ興味・関心が高まりつつあります。これを契機として、科学を伝える人々が集まり、課題や知識を共有し、新たなつながりを生み出す「ツタワルカガク・シンポジウム」を企画しました。さまざまな活動事例の紹介や意見交換を行い、交流を深め、新たな未来に向けた協働につながることをめざします。皆さま、ふるってご参加ください。

2. 開催日時・場所
2018年2月18日(日)
シンポジウム13:30~17:00
交流会17:00~18:00
福岡市科学館6階サイエンスホール(福岡市中央区六本松4-2-1)

3. プログラム(予定)
13:00 受付開始
13:30 開会挨拶福岡市科学館館長伊藤久徳
13:50 講演テーマ「科学を伝える」
    高山英男さん(NHKエデュケーショナル科学健康部シニアプロデューサー)
    「知識を深める、モチベーションを高める」
14:50 休憩
15:00 対話カフェ「科学を伝えるために、私たちができること」
   進行:岩永真一さん(コミュニケーション・デザイナー/福岡テンジン大学学長 )
   「悩みや課題を可視化し共有する、新しい考えや価値観・ノウハウに出会う、新たなつながりが生まれる」
16:30 ツタワルカガク・シンポジウムの今後について
16:50 まとめ
17:00 シンポジウム終了
*シンポジウム終了後、同じ会場で交流会がございます。
18:00交流会終了

4.対象
・科学に興味がある人
・科学の楽しさを伝えたい人
・科学に関する仕事・活動をしている人

5. 申込方法
event_ki@fukuokacity-kagakukan.jp宛てに、題名を「2月18日シンポジウム申込」として、以下の内容を記載したメールを送信してください。
題名:2月18日シンポジウム申込
--------------------------
[氏名・ふりがな]
[所属先名称]
[e-mailアドレス]
[連絡先電話番号]
[交流会への参加](参加する、参加しない)どちらかを選択
--------------------------

6. 参加費
 シンポジウム無料
 交流会500円

7. 主催、その他
主催:福岡市科学館
支援:JST科学技術コミュニケーション推進事業ネットワーク形成型

thumb_mini_f85ee77cbb.jpg
Yusuke Matsumoto
ライター

2011年より、サイエンスコミュニケーションプロジェクトRikafanを立ち上げ、科学コミュニティの活性化に努める。現在は九州大学に所属しサイエンスコミュニケーションの研究を、また、福岡市科学館開館準備室ではVI、広報を担当。プライベートワークとして、だれでも参加できるものづくり博覧祭つくると!のコミュニティ代表として、パーソナル・ファブリケーションに夢中な仲間とものづくりの未来を考える。