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高校生による黒板アートを4階で展示<QPS研究所 小型SAR衛星2号機「イザナミ」打ち上げ記念>

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2021年1月25日(月)にQPS研究所 が小型SAR衛星2号機「イザナミ」の打ち上げに成功したことを記念し、企画展「What's AI? -AIってなんだろう-」QPS研究所「SPACE ENGINEERING SCHOOL ~宇宙エンジニアになろう~」で、地元福岡の高校生が制作した美しい2つの黒板アート作品が展示されました。
2021年2月23日(火・祝)で企画展は終了しましたが、黒板アートは4階サイエンスナビ横で展示いたします。
当初は来館者が見守る中で科学館にて制作予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の中、また緊急事態宣言下のため、移動を避け、校内で感染対策を行いながら、3密を避ける形で制作が進められました。
AI化が進み、技術が進歩する中ですが、それを活用して社会を発展させ支えていくのは、人であり、そして人の想いであり、強い心を育てる教育が大切にされています。感染が広がる中で新しい様式に移行しながらの2020年度もまもなく終わりますが、その1年を乗り越え、次の学年へと向かう高校生の未来へ向けた渾身のアートをぜひご覧いただければ幸いです。

高校生黒板アート作品

参加高校:福岡工業大学附属城東高等学校、福岡大学附属大濠高等学校(五十音順)
題材:QPS研究所小型SAR衛星プロジェクト ~衛星データによる新しい世界へ~
作品サイズ:高さ90cm×幅180cmサイズの黒板

福岡工業大学附属城東高等学校

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<制作者>
城東高校クリエイトアート同好会 合計8名
城東高校クリエイトアート同好会は、文科系部活の1つで、学校行事のポスター制作や動画作成を担当し、部活時間には個々の画力向上のために練習を行っています。今回の企画が黒板アートへの初めての挑戦になりました。

<コメント>
私たちの住む福岡で世界でもトップレベルの技術による衛星プロジェクトが進められていることに驚きました。 それによって近い未来の私たちの暮らしがより良いものになるのではととてもワクワクしています。この作品では衛星が新しい未来へ飛び出していく様子を、扉を開くことで表現し、衛星の後ろに描いた国造りの神のイザナギとイザナミには衛星1号機と2号機のどちらも元気に活躍してほしいという願いを込めています。短期間での制作でしたが、換気の徹底、こまめな手洗いに気をつけ、同好会全員で構想を練って作品を仕上げました。多くの方に見ていただければ嬉しいです。

福岡大学附属大濠高等学校

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<制作者>
大濠高校美術部 18名 + 有志 1名 合計19名
大濠高校美術部は、学校行事でポスター制作やパンフレットの表紙をデザインしたり、全国高等学校文化連盟主催の地区展、県大会、デザインコンペ、絵葉書コンクールに出品などの活動をしています。近年は九州大会や全国大会に出場するなど活躍の場を広げています。

<コメント>
この福岡の地で人工衛星を作って運用していることや、その衛星によって近いうちにリアルタイムマップができることなどを聞いて、地元からグローバルで最先端な技術を発信していることを誇りに思いました。近い未来、その技術によって世界がどうなっているだろうと思いながら制作に取りかかりました。現在はコロナ感染症対策のため活動時間に制限もあり、その中で、大人数にならないように数名ずつ交代で制作に取り組み、チョークの貸し借りもしないように気をつけ、また、マスク必着で十分に気をつけながら完成させました。たくさんの人の目に留まり、想いを届けられる作品になれば幸いです。