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「大人のサイエンス&クリエイティブクラブ」参加者の作品を展示します[2022年度後期]

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参加者の個性あふれる作品を展示します

大人のサイエンス&クリエイティブクラブ」(2023年度より「大人のデジタル工作クラブ」)は、3Dプリンタやレーザーカッター等のデジタルファブリケーションの使い方を学びながら、科学にちなんだアイテムをデザイン・工作するクラブです。

2022年度後期(2022年10月~3月実施)の「大人のサイエンス&クリエイティブクラブ」参加者の皆さんによる作品が完成し、発表会を行いました。
皆さまにもご覧いただけるよう、4階サイエンス&クリエイティブ工房(無料エリア)で2023年4月12日(水)19時まで作品を展示します。
参加者の皆さんによる個性あふれる作品をぜひご覧ください!



【講師】
 遠藤幹子 氏 / 福岡市科学館の立ち上げに関わった建築デザイナー
 鈴谷瑞樹 氏 / 九州各地でデジタルファブリケーション施設を開設、指導しているメイカー


\ 制作の様子を紹介 /
【大人のサイエンス&クリエイティブクラブ Instagramアカウント( @otonano_sc_club )】
 https://www.instagram.com/otonano_sc_club/?hl=ja

<参加者の作品を一部ご紹介します>



[2022年度後期 参加者の作品①] 「どんぐりのせいくらべ」というワクワクするネーミングの「しおり」作品が完成!異なる複数の種類の本物のどんぐりの画像をトレースし、実物大に描きおこしてデザイン。細かな文字やかたちを表現できるようレーザーカッターを使って制作されています。苦戦したところは、紙がこげやすかったこと。細かなラインがきちんと表現できるよう、レーザーの設定を変えて何度も調整されていました。科学がもっと身近に、どんぐり採集がもっと楽しくなる作品です!


紙やフェルト、アクリルなど、様々な素材を加工して試行錯誤されていました。他にも「ティラノサウルスの歯を触ってみたい!」という願望を叶える模型や桜・葉っぱのしおり、アクリル製の雪の結晶模型など、様々な作品を制作。桜の花は、雄しべや雌しべまでこだわってデザインされています。「いつか雪の結晶の標本箱を作るのが夢です!」と楽しそうにお話しされ、デジタルファブリケーションを楽しむ気持ちや科学の楽しさが詰まったものづくりへの情熱が伝わってきました。


[2022年度後期 参加者の作品②] 「文房具が大好きで、パーツから作ってみたい」ということで、エンボス(浮き出し)加工のための型押し機「エンボッサ―」づくりに挑戦!動物の足跡を型押しできるキュートなエンボッサ―をPCのソフトを使ってモデリングし、3Dプリンタで出力して制作。型部分は他の型も交換できる仕様に。型を固定するパーツのサイズもぴったり!エンボッサーを使い、紙や革など様々な素材に型押しして、封筒や便箋などオリジナルのステーショナリーもできました。ものづくりの幅がどんどん広がります!


他にも、牡丹の花をモチーフにしたイヤリングとストラップの作品を制作。牡丹の花のイラストをもとに、レーザー加工用のデータを作成し、レーザーカッターでアクリルの切断と彫刻をしました。パソコンをつかってものづくりができることは以前よりご存知だったものの、これまでなかなか機会がなく、今回初めてデジタル工作機器をつかったものづくりを体験されたそうです。「これからも色々と自分がほしいものを作ってみたいです!」とお話しされていて、これからもどんなアイテムができるのか楽しみですね。


[2022年度後期 参加者の作品③] デジタル工作機器を使うと、普段は思うように見ることができないものをスケールを変えてみることができたり、触ってみたりすることができます。とてつもなく大きなものを小さくしたり、小さすぎてよくわからないものを大きくしてみたり。こちらの作品は「世界のランドマークを上からみてみたい」という思いから制作されました。自由の女神やエッフェル塔などの巨大なものを「上から」見ることができるのがおもしろいですよね!縦横比を細かく調整して、違和感のない比率を探りながらサイズを調整されていました。3Dプリンタで出力された世界のランドマークを、思い思いに色んな角度から眺めたり、好きな場所に配置してみたりできる作品です。


世界のランドマークの下には、レーザーカッターでMDF材の板を彫刻して世界地図をデザイン。今回、初めてのデジタルファブリケーションを体験したというこちらの参加者の方は、「普段使うことのないデジタル機器をさわって作品を作ることができたことはもちろんですが、他の方の作品をみるのが楽しかったです。今回、試行錯誤して制作してみましたが、あまり時間がなかったので、今度は世界のランドマークのサイズに統一感をだすなど、スケールを変えて色々作ってみたいです。また制作意欲がわいてきました!」とお話されていました。


[2022年度後期 参加者の作品④] 「風を感じる」をテーマにつくられた、動きも楽しめるモビール作品。今にも空を飛びそうなハトや飛行機をパソコンのソフトでモデリングし、3Dプリンタで出力。モビールの軸となる部分は、MDF材の板をレーザーカッターを使って加工して制作。それぞれのパーツをつなぎ、円形に配置し、スムーズな動きになるよう、大きさやバランスを工夫されていました。もう1つご注目いただきたいのが影。壁におとされたシルエットも美しいです。踊るような影が作り出すかたちや動きもお楽しみください!


「風を感じる」をテーマに、風がとおりぬけるさわやかな円形オブジェも制作。もとは1枚のMDF材の板から円形に曲がる加工を行い、端を組み合わせて筒状の構造に。加工次第で、平面から立体に動きをつけられることがデジタルファブリケーションの面白さのひとつです。中央にライトを置くと、光と影の動きなどを楽しめる作品です。

開催概要

タイトル
2022年度後期「大人のサイエンス&クリエイティブクラブ」作品展示
日時

2023年3月25日(土)~2023年4月12日(水)
9:30~21:30
※最終日の2023年4月12日(水)は19:00までです。
※2023年4月11日(火)は休館日です。

場所
4階サイエンス&クリエイティブ工房
料金
無料