[レポート]企画展「はっけん!コノキナンノキ~福岡の森~」

福岡市科学館では、2025年10月8日(水)から2025年11月3日(月・祝)まで、企画展「はっけん!コノキナンノキ~福岡の森~」を開催しました。本展をふりかえってご紹介します。

福岡市は家やビルが多いイメージがありますが、面積の1/3を森林が占めています。
森林の働きや、福岡市の森を守る取り組みを紹介することで、人とのつながりを感じながら、福岡の森について知るきっかけとなることを目指しました。


災害を防ぎ、生きものを守る森林の働きや、福岡市の森を守る取り組みについてパネルや体験型の展示で紹介しました。福岡市の事業「Fukuoka Green NEXT」の情報をパネル展示とし、内容と合わせて福岡市の木(スギ・ヒノキ)の紹介を導入として展示しました。ケース内での福岡県内の木製玩具の展示のほか、体験を通して木の魅力を感じてもらう展示で構成しました(木の輪切りに触る、かんなくずを嗅ぐ、絵を描く、つみきで遊ぶ、椅子に座るなど)。

主な構成
・ふくおかの森
・森の働き、森の恵み
・森を守り、育てる仕事「林業」
・福岡市の森づくりの方針と取り組み
・森とともにある福岡を楽しもう
・アイデアあふれる家具作り
・九州の木材でできたおもちゃ
資料提供のご協力内容(五十音順、敬称略)
・江頭家具店
・隈本コマ
・匠ギャラリー
・福岡県広域森林組合
・福岡市農林水産局森づくり推進課


スタッフのお気に入りポイント
・実物に触ったり、香りをかいだりすることで、木の違いを感じられるところです。特につみきは大人も子どももプラスチックとはちがう質感や音を楽しんでいただけた様子です。
・福岡県内の工房にご協力いただき、イスに座って、座り心地の違いを感じられる展示も取り入れました。
・参加者が自分で描いた木を掲示し、来場者が展示に参加できるしくみを取り入れ、多くの方にご参加いただけたところです。
興味を広げるしくみ
[特別展との連動]
同時期に開催した特別展「キボリノコンノ展」(会期:2025年9月13日~2025年11月9日)と連動し、相互に展示を楽しめるようにしました。企画展「はっけん!コノキナンノキ~福岡の森~」で「木っていろいろなことができるんだ」と木の魅力に気づいてもらい、木彫りアート作品を展示している特別展「キボリノコンノ展」へ足を運んでもらえるようなしくみとしました。
[サイエンスナビ]
4階サイエンスナビでは、興味・関心を広げたり、調べものをしたりできる場として本展関連書籍コーナーを設け、木材や工作に関する書籍をご紹介しました。

来場者の方からは、
「福岡市は思っていた以上に木がたくさんあるんだね」
「木によって手ざわりや重さがこんなに違うんだ...!」
「(イスに座ってみて)おしりのところが削られてて、立てなくなるくらい座り心地がいい」
「(つみきで遊んで)つみきって音も楽しいし。さわり心地もいいね。ずっとさわってたい...」
などの声が聞こえてきました。福岡市の森林面積の広さや樹種による質感や色のちがい、香りの良さに驚かれていました。また、福岡市産材のつみきでは、家の間取り、建物をイメージしたものを親子で考えながら作ったり、ドミノ倒しで木同士がぶつかる音を楽しむ様子が見られました。


