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クリエイティブスペース プロデュースコンテスト 開催レポート

 2018年7月15日(日)に科学館で実施したクリエイティブスペース プロデュースコンテスト。
 専門学校生など多くのお客様にご来場いただき、会場はほぼ満員!
7者が参加した公開プレゼンテーションでは、審査員の鋭い質問や応募者のユーモアあふれるコメントが飛び交い、会場を沸かせました。

クリエイティブスペース プロデュースコンテストイメージ1

クリエイティブスペース プロデュースコンテストイメージ2
クリエイティブスペース プロデュースコンテストイメージ3

 大賞を受賞したのは株式会社ピー・ビーシステムズ。全周を囲む空間の中で3D眼鏡を使って様々な立体視コンテンツをリアルに体験するといった作品で、審査員からは「コンテンツが豊富で新規コンテンツの開発も比較的容易な点や、このシステムを使って、受賞作品だけでなく地元クリエイターとのコラボ作品を発表する場となる点などに期待が持てる。」などといったコメントがありました。

クリエイティブスペース プロデュースコンテストイメージ4

 今回の応募作品はそれぞれに異なる魅力があり、審査も予定時間を超過するなど非常に白熱し、甲乙つけがたい作品ばかりでした。
応募者の皆様、誠にありがとうございました。

クリエイティブスペース プロデュースコンテストイメージ5
クリエイティブスペース プロデュースコンテストイメージ6

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 大賞に選ばれた作品は、10月にお披露目予定!来年9月まで約1年間クリエイティブスペースで展示されます。公開をぜひお楽しみに!

大賞受賞作品

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応募者名

株式会社ピー・ビーシステムズ

作品概要

全周を囲む空間の中で3D眼鏡を使いVR体験ができるシステム。


特別賞受賞作品

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応募者名

The SINE WAVE ORCHESTRA
(城 一裕 / 九州大学芸術工学研究院)

作品概要

参加者一人一人がサイン波を鳴らすデバイスを設置し、参加者自身が複雑な音響空間を作り出す。


優秀賞受賞作品

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応募者名

Interactive Hub Fukuoka
(anno lab, マザー・アーキテクチュア, KOO-KI ほか)

作品概要

全体を6つに分けてゾーニングし、市民が考えたアイデアのタネを科学館の協力の下にクリエイターが育て具現化する。


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応募者名

松隈浩之
(ADAA実行委員会事務局長 / 九州大学芸術工学研究院)

作品概要

アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA(ADAA)の受賞作品を3期に分けて展示する。


入賞作品

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応募者名

株式会社 アイ・エム・ジェイ

作品概要

落ちてくる材料をキャッチし「福岡の名産品」を作る落ちもの体感パズル。名産品を完成させるごとに都市が成長していく。


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応募者名

Photon Dynamix,inc

作品概要

現在欧米の100あまりの教育現場で実際に使われている最先端技術(リープモーション・3Dホロレンズ・VR・MR)を使い、近未来の授業を体験。


ワオット
応募者名

株式会社ワオット

株式会社日本芸能文化社(共同提案者)

作品概要

バーチャルYouTuberアイドルやレコーディングエンジニアが行う楽曲の編集体験など、「アイドルの音」をテーマにした作品を展示。

審査員コメント

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松井 龍哉 審査委員長

この科学館には実は自分が20年前に開発したロボットがあります。そのロボットの周りにたくさんの子どもたちが集まり意見を言ってくれる様子を見ると、コンテンツとは、見る人の感情を引き出して長く人に影響を与え続けるものだということを改めて感じました。科学館にはこのテンションをキープして、新しいクリエイティブな空間を作ってほしいと思います。


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富永 勇亮 審査員

このコンテストに審査員として参加して、作り手としても非常にうらやましかったのは、こういったアイデアを考えて発表するスペースを市が持っているということでした。また同時に今回観客として若い世代がたくさん来場していたことに可能性を感じました。次はその世代が壇上で発表するような展開を期待しています。