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[開催終了]企画展「生命誌を考えるシネマの時間」

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小さな生きものを見つめ、身近な自然の中から新たな「問い」を見出す研究を行い、その研究を魅力的に表現して皆さんと一緒に、「生きているってどういうこと?」かを考えます。大阪・高槻市を拠点に活動するJT生命誌研究館の研究と表現をスクリーンにお届けします。関連展示とあわせてお楽しみください。


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▼INDEX

シネマの時間 / 上映・イベントスケジュール / 展示 / サイエンスカフェ /
いのちのつながり ライブ&トーク / おりがみの時間 / おはなし会 / フィールドワーク /  JT生命誌研究館ってどんなところ?




 シネマの時間1 (6階サイエンスホール)

映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」(67分間)


映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」.jpg

物語は、生命誌研究館の屋上にある「食草園」から始まります。ここは、チョウが好んで密を吸う花と、幼虫が食べる葉を茂らせる植物を揃えて、チョウの訪れを待つ小さな庭です。さまざまな昆虫が訪れる食草園は、身近な昆虫と植物の関わりを知る生態展示であり、研究の場でもあります。
映画は、食草園で出会う植物と昆虫の映像スケッチを<横糸>に、更に、この夏オープンした企画展「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」に向けて研究を表現する研究館の人々の日常を<縦糸>にして綴る記録映画です。ここから、私たちの日常生活も、新たな研究の「問い」も、多様な生きものとのつながりの中にあることを感じてくださることを願っています。

[ 主な出演 ]  永田和宏・奥本大三郎・生命誌研究館メンバー
[撮影・編集・監督] 村田英克
[ ギター音楽 ] 末森 樹



 シネマの時間2 (6階サイエンスホール)

音楽劇映画「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」(49分間)


音楽劇映画「生命誌版 セロ弾きのゴーシュ」.jpg

自然の中で、猫、かっこう、野ねずみなどの生きものたちから、「いのちの音」を学ぶ主人公ゴーシュの物語。小さな生きものたちから三八億年の生きものの歴史を考える、生命誌研究者・中村桂子による新解釈と、チェコを拠点に国際的に活躍する人形劇師・沢則行の演出により、幻想的な音楽劇として、2014年に初演。現代に生きる人々の乾いた心に、みずみずしい感動を呼び覚ました。※2014年8月公演(高槻現代劇場)の記録映像です。

[ 演出・人形遣い ] 沢 則之
[ チェロ(ゴーシュ役) ] 谷口賢記
[ 語り ] 村田英克・中村桂子



上映・イベントスケジュール

【2022年1月2日(日)】

11:00-12:10
映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」
13:00-13:40
Event/サイエンスカフェ1「表現を通して生きものを考える生命誌」
14:00-14:50
音楽劇映画「生命誌版セロ弾きのゴーシュ」
15:05-16:15
映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」
16:30-17:20
音楽劇映画「生命誌版セロ弾きのゴーシュ」


【2022年1月3日(月)~6日(木)・9日(日)】

 展示 (6階サイエンスホール前)

展示を通して、生きものを見つめ「生きるとはどういうことか」について考えます。
上映作品となる「食草園」についてスタッフが紹介する映像展示もあります。

生命誌出張展示「いのち愛づる館の物語り」

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平安時代の「蟲愛づる姫」の物語にのせて生命誌研究を紹介します。



体験!食草園特設WEBサイト

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食草園を訪れるさまざまなチョウと食草の関係を調べよう。




 サイエンスカフェ1 (6階サイエンスホール)

1/2(日)「表現を通して生きものを考える生命誌」  [詳細]

生きもの研究を表現する生命誌研究館の活動について、具体的に、この映画に出てくる食草園や展示や紙工作、映画などのエピソードを通してその概要をお話しします。

講師:村田英克(むらた・ひでかつ)
JT生命誌研究館 表現を通して生きものを考えるセクター・チーフ


村田英克.jpg 1963年、神奈川県生まれ。美術・展示・映像・出版・ITコンテンツの企画製作に従事、1993年JT生命誌研究館設立時より生命誌の作品づくりに携わる。2003年よりJT生命誌研究館表現を通して生きものを考えるセクタースタッフ、2006年より同セクターチーフ。季刊「生命誌」を始め展示やWebコンテンツなど多様な媒体による生命誌の表現に取り組む。2014年音楽劇「生命誌版セロ弾きのゴーシュ」の製作・出演、2015年ドキュメンタリー映画「水と風と生きものと 中村桂子・生命誌を紡ぐ」を企画し、その上映活動を続ける。2021年映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」撮影・編集・監督。





 サイエンスカフェ2 (6階サイエンスホール)

1/7(金)「語り合う・それぞれの生命誌」  [詳細]

生きもの研究を表現する生命誌研究館の活動について、具体的に、この映画に出てくる食草園や展示や紙工作、映画などについて、それぞれの担当スタッフがいろいろなエピソードなどお話しします。

講師@サイエンスホール: 村田英克(JT生命誌研究館 表現を通して生きものを考えるセクター・チーフ)
講師@生命誌研究館: 中井彩香・星野敬子・齊藤わか・平川美夏(JT生命誌研究館 表現を通して生きものを考えるセクター・メンバー)


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 いのちのつながり ライブ&トーク (6階サイエンスホール)

1/8(土)「樹の実と生命誌」(事前申込制)  [詳細]

 末森 樹(ギター)×山福 朱実(歌)+ 村田英克(生命誌トーク) 

身近な自然の中で「いのち」を見つめ続ける「樹の実」工房と生命誌研究館のコラボレーションです。映画「食草園が誘う昆虫と植物のかけひきの妙」の音楽を書き下ろしてくれたギタリストの末森樹さんと絵本作家の山福朱実さんの歌や朗読で展開する「樹の実工房」のライブと、生命誌のトークの融合する舞台をお楽しみください。


樹の実.jpg 末森 樹(すえもり・たつる)
1984年 東京生まれ。ギタリスト。上智大学外国語学部卒。 在学時代から演奏活動を始める。ソロ演奏、作曲も行う。ドキュメンタリー映画『犬と猫と人間と』『犬と猫と人間と2』『風は生きよという』『道草』の音楽担当。ソロアルバムは『風は生きよという』『葡萄』。コンピレーションアルバム『ぼくのゆめは...奈良少年刑務所詩集から』に参加。

山福 朱実(やまふく・あけみ)
1986年頃より絵を描くことを生業とする。木版画による絵本は『ヤマネコ毛布』(復刊ドットコム)、『砂漠の町とサフラン酒』(架空社)、『ぐるうんぐるん』(農文協)など、挿画に『水はみどろの宮』(石牟礼道子/福音館書店)など。2017年に北九州・若松の生家、山福印刷の工場をアトリエ「樹の実工房」とした。絵本、装丁挿画、各種展覧会、ギタリスト・末森樹とデュオでのライブ活動も行う。




 チョウと植物の関わりに触れるおりがみの時間 (6階ホワイエ)

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2022年1月7日(金)・2022年1月8日(土)
[受付時間]14:00~16:00
  [詳細]

チョウの幼虫は決まった植物をえさとしています。
例えば、ナミアゲハなら柑橘系の植物、モンシロチョウであればキャベツやブロッコリーなどです。
チョウの幼虫が食べる草を「食草」といい、チョウの幼虫が食べる植物を育てている場所を「食草園」といいます。
チョウのお母さんは、間違えなく幼虫がえさとする植物に卵をうむので、食草のある場所にはさまざまなチョウがやってきます。
今回の企画展のチラシにはそんなチョウと植物の関わりについて表現されています。
今回は、当館の運営サポーターがチラシの世界観である食草園を、おりがみで再現しました。

みんなも展示に参加
この食草園には、来館者の方も運営サポーターと一緒にチョウやお花をおりがみで折って、食草園の展示に参加することができます。



 おはなし会「昆虫と植物のおはなし」 (4階サイエンスナビ)

2022年1月2日(日) 11:00~11:15  [詳細]

楽しい絵本のおはなし会。
おはなしを通して、科学の楽しさやおもしろさを伝え、子どもたちの好奇心のタネを育てます。
昆虫と植物は助け合ったり、かけひきをしています。絵本を通して、昆虫と植物の関係をのぞいてみましょう!



 はじめてのフィールドワークプラス「オリジナル探検ノートをつくろう!」 (4階サイエンス&クリエイティブ工房、六本松421屋上庭園)

2022年1月6日(木) 13:30~15:00  [詳細]【受付終了】

何か発見したとき、誰かに伝えたくなりませんか?
字が書けなくても大丈夫!
絵を描いたり、家族の人に手伝ってもらって、自分でだけのオリジナル探検ノートを作ってみましょう。
後で思い出したり、誰かに聞いてもらいときにきっと役に立ちますよ。
今回は、昆虫とかけひきしている木に注目します。屋上の木をじっくり観察して、発見したことをワークシートにまとめましょう!



JT生命誌研究館ってどんなところ?


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「生命誌」とは、人間も含めてのさまざまな生きものたちの「生きている」様子を見つめ、そこから「どう生きるか」を探す新しい知です。英語では"Biohistory"。地球上の生きものたちは38億年前の海に存在した細胞を祖先とし、時間をかけて進化し、多様化してきた仲間です。すべての生きものが細胞の中に、それぞれが38億年をどのように生きてきたかの歴史をしるすゲノムDNAを持っています。ゲノムDNAは壮大な生命の歴史アーカイブです。その歴史物語を読み解き、美しく表現することで、生きものの魅力を皆で分かち合い、生きることについて考えていく場が「研究館」"Research Hall"です。

JT生命誌研究館
大阪府高槻市紫町1-1
TEL:072-681-9750
URL:https://www.brh.co.jp/

生きものと植物の関わりを研究する食草園
JT生命誌研究館の屋上にはチョウが蜜を吸う花と幼虫が食べる植物を揃え、チョウの訪れを待つ「食草園」があります。小さな庭で草花が育ちさまざまな虫たちが暮らす様子を記録として発信しています。

Ω食草園:https://www.brh.co.jp/special/butterfly-nursery/
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 大切なお知らせ 
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